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この20年での患者さんの変化:出生率に関係して

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 7月15日
  • 読了時間: 1分

 先日、2024年度の日本の年間出生数が70万人割れとの報道があった。


 長く産科診療には直接関与はしていないが、他の産婦人科の先生からはそれぞれの施設での分娩件数も減少傾向にあるときく。

 

 腹腔鏡手術を始めて20年以上過ぎた。特に子宮筋腫、子宮内膜症など生殖領域にも関わる診療をしてきた。普段患者さんを診察している私が感じるには、やはり女性の結婚や妊娠への強い気持ちが、当然個人差はあるが、全体としては減っている気がする。熱量がすくないというか…。これも女性の表現のしかたが変わっているだけであり私が認識できていないだけなのか、本当にそうなのかはわからない。もちろん一産婦人科医としてはその原因を深く追求する立場にはない。


 しかし診察をさせてもらう立場としてはこのような変化を意識する必要がある。これまでの自分の理解や常識にとらわれずに、自分をできるだけフラットにして、患者さんに向き合う必要がある。難しいこともあるかもしれないがそういった思いではいたい。


 


 
 

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