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外来をして手術をする:シンプルな1日

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 11月29日
  • 読了時間: 1分

 産婦人科の研修をさせていただいた最初の病院は午前外来、午後手術が基本的なスケジュールだった。割と少人数の産婦人科は現在でもこのスケジュールは多いかもしれない。最初の経験は仕事でも日常生活でも印象に残ることが多い。最初の病院での経験はこのような仕事割はもちろん、手術や外来での処置など今でも影響を受けていることも多い。


 新都市病院の婦人科は月曜日、木曜日は午前外来、午後手術、火曜日と土曜日は外来のみ、金曜日は手術のみの診療である。単調なスケジュールのような気もするけど、このスケジュールは最初の病院のスケジュールと比較的似ている。もちろん自分の立場や環境は全く違うけど身体的な感覚は違和感なく診療をすすめることができている。診療そのものだけではなく他にもこなすべき仕事はあるけど、自分の力の多くを診療に注ぐことができている。


 産婦人科医なってもう30年近くたつけど、未だにこんな感覚で仕事に向き合うことができるのは幸運であり感謝している。年齢を重ねてくると外科系の医師でありながら外来入院診療、手術といったシンプルな1日を送ることは意外にも少なくなってくる。個人的にはやはり外来入院診療をして、手術をするといった毎日が一番しっくりくる。


 
 

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