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生理の量が多いときに、痛みも強いときは子宮腺筋症を疑ってみる

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

30から40歳にかけて生理の量が多くなり、仕事や家事に支障をきたしてしまうほどにまでなる患者さんがいる。また血液検査で貧血の数値が(Hb)が8.0g/dl前後やそれ以下まで低下してしまっていることがある。


そんなときはまずは粘膜下筋腫を疑ってみるのは基本である。粘膜下筋腫は子宮の内腔(子宮内膜側)に飛び出している子宮筋腫であり、過多月経(生理の量が多い)や不正出血原因になりやすい。


しかし、粘膜下筋腫の出血は比較的、とにかく出血が多いことが症状のメインで、意外と生理痛は少ないことが多い。もちろん生理痛がないという状態ではないけど、痛くて寝込んでしまうようなことは少ない。


逆に痛みが強くて寝込んでしまうようなこと、あるいは鎮痛剤を1日に3回以上も内服することがあると患者さんが教えてくれるようなときは子宮腺筋症を疑う必要がある。


子宮腺筋症は生理の量の多さに加えて、痛みが強いことが特徴的である。子宮腺筋症は子宮内膜に似た組織が子宮の壁(筋層)のなかに発生する病気である。子宮筋腫と比べるとやや知られていない病気ではあるが、症状は深刻であることも多い。また不妊の原因にもなりやすく、なかなか手ごわい病気であると考えている。


ホルモン治療もときには不正出血や大量出血の原因になることもあり、妊娠希望がなければ最終的には子宮全摘をすることが多い。子宮全摘をするのは患者さんの理解や決断が必要だが、術後は顔色もよくなり、生活が楽になったと教えてもらえることも多い。


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