top of page
子宮内膜ポリープとはどんな病気?
子宮内膜ポリープは子宮内膜が一部成長して腫瘤(かたまり)になった状態です。
子宮内膜ポリープの原因は?
明らかな原因はわかっていません。女性ホルモン(特にエストロゲン)が発生、成長に関与しています。また肥満や乳がんの治療薬であるタモキシフェンを内服している患者さんに好発します。
子宮内膜ポリープの症状は?
不正出血や過多月経の原因になります。また着床障害などの不妊症の原因にもなります。子宮内膜ポリープが悪性腫瘍(子宮体がんなど)に変わることは稀です。しかし40歳以上の患者さんや子宮内膜ポリープが大きいときなどは子宮体がんとの鑑別のために手術をおすすめしています。
子宮内膜ポリープの診断方法は?
超音波検査、子宮鏡検査などで行います。
子宮内膜ポリープの治療は?
ホルモン療法(エストロゲンプロゲステロン療法、プロゲステロン療法など)と手術療法があります。ホルモン療法は患者さんの年齢が若いとき、妊娠の希望がないときなどに行います。長期にホルモン療法を行っているとときには子宮内膜ポリープが縮小、あるいは消失することがあります。
手術の適応は不正出血や生理の量が多くなったとき、不妊の原因でありそうなとき、あるいは組織学的検査が必要(子宮内膜ポリープが大きいとき、40歳以上のときなど)なときなどです。
手術は子宮鏡手術で行います。詳細は子宮鏡手術の記載しています。当科では年間50-70件ほど子宮内膜ポリープの手術の行っており、静岡県内では最も多く子宮鏡手術を行っている病院の一つです。
bottom of page