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子宮腺筋症とはどんな病気?

​子宮腺筋症は子宮内膜、あるいは子宮内膜に似た組織が子宮筋層に存在する病気です。子宮腺筋症だけ、あるいは子宮内膜症と合併することもあります。生理痛や生理の量が多くなることが多く特に40歳以降で治療の対象になることがあります。

子宮腺筋症の原因は?

​一つの説で説明することは今のところ不可能です。しかし原因として子宮内膜が何らかの原因(たとえば帝王切開や流産手術など)で子宮筋層内に侵入し生着したり、筋層内の何らかの組織が女性ホルモンの刺激をうけて発生する説などがあります。

子宮腺筋症の症状は?

​生理痛、慢性骨盤痛、生理の量が多い、あるいは不妊症です。子宮腺筋症は特に痛みと出血量増加などの症状が一緒にきてしまうことが多い傾向にあります。これが子宮粘膜下筋腫による生理は量は多いが、痛みはそれほどでない特徴との違いです。

子宮腺筋症の診断方法は?

​超音波検査、MRIなどで行います。まず超音波検査を行い必要であればMRIを施行します。

子宮腺筋症の治療は?

低用量ピル、黄体ホルモンなどのホルモン療法がありますが、症状が強い場合、最終的には子宮摘出をおすすめすることが多いです。ホルモン療法を行ったときに逆に大量出血の原因になることもあり早い段階で子宮摘出をおすすめします。子宮摘出は辛いこと思いますが、子宮腺筋症による症状に日々悩まされていた患者さんは手術後は快適な生活を送ることができるようになったと言っていただけることがしばしばあります。手術は腹腔鏡手術で行います。子宮腺筋症の部分切除、子宮温存手術は一部を除いてあまり行われないのが現状です。

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