クリスマスツリーYuki Miyabe2024年12月6日読了時間: 1分婦人科してはいつもややシンプル過ぎるかと思っている外来だけど、12月に入ると毎年飾ってもらっている。もう7回目なんて驚いてしまう。安全無事に患者さんが過ごしてもらう12月でありますように。
卵巣癌と子宮癌(頚癌、体癌)との治療の違い卵巣癌は婦人科悪性腫瘍のなかでも発見が難しく、予後も悪いことがある。またその治療も子宮や卵巣の切除の加えて、大網、骨盤から上腹部(傍大動脈)のリンパ節郭清が必要になることが多い。さらには抗がん剤などが必要になることも多い。そのため卵巣癌が見つかったときには多くの場合これらの治療が必要になる可能性が予想される。ここが子宮頚癌や子宮体癌との大きな違いである。もちろん例外はあるが、子宮頚癌は健診を受けて
子宮後壁の子宮筋腫と尿閉(尿がでない)子宮筋腫は大きくなると骨盤内のほかの臓器、例えば膀胱、尿管、あるいは腸管、血管などを圧迫することはよく知られている。これらの圧迫による症状や危険性は色々あるけど、急に発症してかつ深刻なのが深部静脈血栓症と尿閉(尿がでなくなること)である。これらはどちらも一旦発症すると緊急処置が必要になる。緊急性がより高いのは深部静脈血栓症であるが、頻度が高いのは自分の経験では尿閉であると思う(あまり明らかなデータ
手術後の痛み:退院後婦人科腹腔鏡手術の退院日(術後4日目)頃には、大分痛みは軽くなっていることが多い。じっとしているときはほとんど痛みは感じず、動いたり笑ったりしてお腹に力がかかったときに痛みを感じる程度になっている。処置のときに患者さんが軽快に歩いて登場してくれるとかなり安心する。 自宅に帰ってからもしばらくは痛みが続く。特に食事をしたあとに腸が動いたり、膀胱に尿がたまったときに痛みを感じることが多い。でも波はあ