top of page
検索

子宮全摘をすると太るのか?

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 2025年10月25日
  • 読了時間: 1分

 子宮全摘術後の患者さんに太ったり、体重が増えたけど、手術と関係あるのかと質問をされることがある。基本的には子宮摘出(卵巣温存)をしても太りやすくなるとか、体重が増えやすくなることはない。過去の文献でもごくわずかな体重の増加例は報告されているけど、それが子宮摘出と関係あるのかは明らかでない。基本的に子宮摘出と体重増加はあまり関係なさそうである。


 子宮は基本的には代謝やエネルギーの貯蔵や消費に大きな影響を及ぼしていないので子宮摘出によって理論的にも太りやすくなることはない。術後なので活動量が少し減ってしまったり、もしかして安心して食欲が少し増えてしまったのかもしれない。でも心あたりはないけどって言われてしまうこともときどきあり正直原因はわからないことが多く、患者さんを逆にがっかりさせてしまうこともあるかもしれない。またあまり急激な体重増加などがあれば内科的な精査も必要な場合もあるかもしれない。


 基本的に子宮摘出とその後の体重増加の相関関係は小さい。この点に関して安心して手術前後を過ごしてほしいと思う。

 
 

最新記事

すべて表示
生成AIとカンファレンスを行う

新都市病院婦人科の常勤医師は私だけなので、普段は手術の手伝いをしてくれる先生以外の産婦人科医師と診療上の問題点を話し合うことはあまりない。そのため、ある程度のこれまでの自分なりの勉強や経験によって患者さんのあらゆる状況に対応している。それでほとんど場合、解決できている。誰かがいればとかあまり思うことはない。しかし、実際の診療はできていても自分の考え方が少しずれていたり、古くなっているかもと心配にな

 
 
子宮筋腫核出術後の再発率の違い:筋腫の個数によること

子宮筋腫には、一度にたくさんできる多発性という大きな特徴がある。 筋腫が発生する主な原因は、その人が本来持っている体質によるものが大きい。何かをしたからといって防げるものではなく、発生する数が1個なのか、あるいは複数なのかも、基本的にはその方の体質によってしまうのが現状である。 実際、筋腫だけを摘出する子宮筋腫核出術を行う際、半数以上のケースで複数の筋腫を摘出することになる。もちろん、非常に大きな

 
 
子宮筋腫核出術は何個子宮筋腫を摘出すべきか?

子宮筋腫は多発(たくさんできる)する特徴があり、子宮筋腫核出術を行うときに実際何個取るか、あるいはできる限りたくさん取ったほうがいいかはその時の手術の最も大切な目的によって決まる。 あるいは逆に、ある子宮筋腫を絶対に取らないと、手術の意味がなくなってしまうといった場合もある。特に粘膜下筋腫は過多月経や不妊症の原因となる。これらの症状を改善するにはなんとしてでものこの粘膜下筋腫を摘出する必要がある。

 
 

© 2025. All rights reserved by miyabe yuki. 

bottom of page