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子宮全摘術後の帯下(おりもの)

執筆者の写真: Yuki Miyabe
Yuki Miyabe
11 分前
読了時間: 2分

腹腔鏡下子宮全摘術をうけた直後、特に術後数日以内には茶色い帯下(おりもの)はごく少量であることが多い。これは手術中のお腹の中の出血が腟断端から染み出していることが多く、新たに出血していることは普通はない。また手術終了時には腟断端はかなりしっかり縫合して出血をしないようにしているため何もでないことさえある。


しかし退院後1週間ぐらいすると、逆に茶色い帯下(おりもの)が増えたり、少し血液が混じってくることがある。これは患者さん自身の、腟やその周囲の組織が本格的になおり始め、血流が良くなるためである。特に腟は血流が多く皮膚よりも出血はしやすいことが多い。そのためこのように少し増えた帯下(おりもの)や少量の出血はほとんど問題になることがなく、むしろ順調に腟が修復され始めているともいえる。そのため極端に心配する必要もないし、また術後の最初の診察はちょうど出血を起こしやすいような時期に設定することが多い。


逆にその頃に、真っ赤な血液が次々と流れて来たり、血液のかたまり(凝血塊)がでてくるようだとある程度出血していることがあるので受診してもらうようにしている。特に性交後の出血、特に腹痛を伴う場合は注意を要する。


そして、術後1ヶ月ほど経過してくると茶色い帯下自体も少なくなってくることが多い。また術後3ヶ月ぐらいしても少量帯下続く患者さんもいるが、6ヶ月以内には多くの場合収まる傾向にある。


帯下が長く続くことは心配になってしまうこともあるけど、診察上で問題なければ収束していくことがほとんどなので心配しすぎなくても大丈夫であることをお伝えしている。


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