Yuki Miyabe
8月15日
お盆に考えたこと:25歳の青年の記録から
先日、両親の眠るお墓参りに行ってきた。 その墓地には、戦時中に建てられた、戦死された方が眠る一角がある。何年もその場所を通り過ぎていたのだが、ふと立ち止まって墓石の側面にある記録に目を向けた。そこには昭和14年、25歳という若さで亡くなった陸軍伍長についての具体的な記述があり、中国、満州での戦闘における最期が刻まれていた。 これまで戦時中のドキュメンタリーや映画、本には割と目にしてきたほうだと思う。しかし、この墓石に刻まれた生々しい記録ほど心を揺さぶられるものはなかった。言葉にできない圧倒的なリアリティをもって、それは確かにそこにあった。 25歳という若さにも、強い衝撃を受けた。その後、太平洋戦争を経てわずか6年後に大日本帝国は敗戦し、日本国となった。戦後は180度に近い価値観の変化がもたらされ、まるで戦前のすべてを否定するかのような風潮すらあったと聞く。しかし、戦争で亡くなった彼らは、ただその時代を懸命に生きただけなのに。 もし、25歳の彼が生きて終戦を迎えていたら、どんな人生を送っていたのだろう。結婚して子どもに恵まれ、高度経済成長期の豊かさ






