top of page
検索

子宮全摘術:退院2週間後の痛み

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

 子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などで腹腔鏡下子宮全摘術を行った場合、退院2週後に最初の術後診察となることが多い。


 そのときには患者さんはまだ痛みを訴えることが多い。とくに食事後に腸が動いたとき、あるいは尿がたまったときや排尿をするとき、あるいは便がたまったときや排便をするとき痛いとの症状が多い。


 手術直後や、入院中と比べると痛みは格段に少なくなっているが、退院後2週間たっても痛みがあるため心配される患者さんも多い。でも全く痛みはないという患者さんはほとんどいなくて、このような痛みがある患者さんのほうが圧倒的に多い。


 痛みの原因は、小腸や大腸などの腸管が動いたり、あるいは膀胱が大きくなったときに腹膜を刺激するためではないかと推測している。骨盤底で臓器の動きが大きくなったときに痛みが生じている印象が多い。


 このような痛みはその後約2~3週間後にはなくなることが多い。つまり手術をして約1か月を経過ぐらいで術後の痛みがなくなることが多い。申し訳ないけどそこまでは様子をみるしかないことが多い。逆に手術後に痛みが1か月ぐらいは続くことがあることを知ってもらえれば安心してもらえることが多い。


 ただし、その途中で、38-39度の高熱がでたり、じっとしていても腹痛が悪化したり、骨盤にひびいたり、うずくまりたくなるような痛みがでたときは早めに病院に連絡をするようにお伝えしている。

 
 

最新記事

すべて表示
婦人科腹腔鏡手術とBMI(肥満度の指標)

婦人科腹腔鏡手術においては、患者さんの体格、特にBMI( body mass index)は、手術の難易度と安全性に関わることがある。 BMI=[体重(kg)] ÷ [身長(m)×身長(m)] で算出され、日本ではBMIが25以上であると肥満と判定される。この25という数値については色々な見解があるようだが、私自身は栄養や代謝などの専門ではないのでこの数値の妥当性についての評価は難しい。 しかし、

 
 
ダイエットと禁煙:手術が人生の転機になることもある

婦人科腹腔鏡手術を前に行う診察で、私は患者さんに減量を依頼したり、喫煙の習慣がある方には禁煙をお願いしたりすることがある。どちらも、手術を安全に遂行するために必要であることが多い。 手術を受ける際、患者さんにできることは意外と少ない。麻酔がかかってしまえば、あとはすべてを術者に委ねるしかない。その中で、手術に向けての体重の調整と禁煙は、患者さんが自ら手術の安全性を高めることができる、数少ない準備で

 
 

© 2025. All rights reserved by miyabe yuki. 

bottom of page