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手術後の痛み:退院後

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 11月4日
  • 読了時間: 2分

 婦人科腹腔鏡手術の退院日(術後4日目)頃には、大分痛みは軽くなっていることが多い。じっとしているときはほとんど痛みは感じず、動いたり笑ったりしてお腹に力がかかったときに痛みを感じる程度になっている。処置のときに患者さんが軽快に歩いて登場してくれるとかなり安心する。


 自宅に帰ってからもしばらくは痛みが続く。特に食事をしたあとに腸が動いたり、膀胱に尿がたまったときに痛みを感じることが多い。でも波はあるけど日々少しずつ痛みが軽快していけば心配はない。退院後2-3週間はこのような状況が続くことが多い。でも3週間を過ぎた頃から痛みは軽くなることが多く、退院後一ヶ月もするとほとんど痛みはなくなることが多い。やはり痛みの軽快は約一ヶ月が目安になる。でも中には痛みが2、3か月続いてしまう患者さんもいる。そんなときは他に重大な問題が無さそうであれば経過をみることが多い。約6ヶ月後には痛みを訴える患者さんはめったにいなくなる。


 術後の痛みの変化は個人差も大きいけど、およそこのように経過してくことが多い。重要なのは急激に痛みが増してきたときや38℃以上の発熱や多めの性器出血を伴うときなどは何かしら問題が生じている可能性が高い。早めの処置が必要になる。


 医師によっては考え方は違うかもしれないけど、基本的に患者さんには術後ぐらいはゆっくり過ごして欲しいと思う。普段は仕事や家事にいつも忙しかったり無理をしている毎日だと思う。大事な体のメンテナンスの期間として過ごしてもらえたらと思う。


 

 
 

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