Dr. David Redwine Yuki Miyabe2024年11月15日読了時間: 1分去年の秋に敬愛するRedwineがなくなった。腹腔鏡手術を始めたときからRedwineのように手術を行い、学術的にも自分の信念を貫き、自分が手術する患者さんを大切にしたかった。Redwineがなくなってもう一年以上たつが未だに自分が手術を続けるに際してRedwineがいない世界に違和感がある。でもRedwineが残してくれた私への影響はずっと残る。これからもRedwineに学び続けよう。https://karger.com/goi/article/88/6/393/870456/In-Memory-of-David-Redwine
子宮後壁の大きな子宮筋腫とゆ着子宮筋腫の中でも子宮後壁(裏側、背中側)に発生した大きな筋腫は尿閉の原因にもなり得るが、他にも注意することがある。それは子宮筋腫と周辺臓器のゆ着(くっつくこと)である。 そのゆ着は2つの理由によって生じる。 1つ目に、子宮後壁に発生した子宮筋腫は常に直腸と接していることが原因でゆ着が発生する。何年、何十年も子宮筋腫と直腸が接していたり、物理的に摩擦が起きたりしていると ゆ着が生じる場合がある。
縦方向か、横方向か?子宮筋腫の出っ張りと手術の難易度子宮筋腫の発生の仕方で体の縦方向(上下)、あるいは横方向(左右)への出っ張りがどのくらい大きいかは手術、特に子宮全摘術の難易度を決める重要な因子である。 一般に縦方向に子宮筋腫、あるいは子宮が大きいときはかなり大きいものまでそれほど手術の難易度は高くならない。しかし横方向に大きく出っ張った子宮筋腫、子宮は手術の難易度が格段に高くなる。それほど大きくない子宮筋腫であれば横方向に出っ張っていても問題
手術のイメージを外来の診療でもいかす新都市病院の婦人科では手術もするし、もちろん手術前後の患者さんの外来診察もする。また手術の対象ではない一般の婦人科の病気や症状の患者さんの診察もする。 普段手術をしているとさまざまなお腹の状態に遭遇することができる。外来での内診や超音波検査ではイメージしにくい子宮や卵巣の微妙な違い、例えば色や硬さなどの触感、腹膜の状態、また腸管のゆ着なども手術でお腹の中を確認することで初めて確認できることがある