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子宮全摘後に更年期の診断するには?

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 3月31日
  • 読了時間: 2分

子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症で子宮全摘をした患者さんで、卵巣を温存した場合でも更年期は必ずやってくる。しかし子宮全摘後は生理(月経)がなくなるため、いつ更年期を迎えたのかを自分自身で把握することは難しいことがある。ほてり(ホットフラッシュ)などの明らかな更年期症状があれば自覚しやすいが、そうした症状が出ない患者さんの場合は、本人が気づかないうちに卵巣機能が低下し、閉経していることもときどきある。


そのため、私が子宮全摘をした患者さんには、もしも自分が心配であるならば、40代後半ぐらいに更年期の症状がなくても、一度婦人科で更年期の採血(FSH、E2)をしてみることをお伝えしている。採血をすると、自分が閉経しているかどうかほぼ確実に診断することができる。


また外来での内診の際に腟壁を観察すると、卵巣機能の低下に伴う発赤(萎縮性腟炎)など、閉経のサインを読み取ることができることが多い。これによって、患者さんの身体が更年期に向かっているかどうかは、おおよそ判断できる。

 

経験的には、ほてり(ホットフラッシュ)などの症状があって、かつ腟壁が発赤していればほぼ閉経していると考えている。さらに採血(FSH、E2)を行うと確実である。


そのため、内診の際に卵巣のチェックを経腟超音波検査で行うと同時に、腟壁が発赤していないか確認し閉経の可能性を診断することは患者さんの健康を守るために大切であると考えている。特に40代中盤より若く閉経すると、将来の健康リスクを高めることになることはよく知られている。やはり子宮全摘後もできれば年に一度ぐらいは婦人科に受診してもらえると安心であると思う。

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