粘膜下筋腫は小さなときから手術をすることがある
- Yuki Miyabe
- 5月30日
- 読了時間: 2分
子宮筋腫の手術の適応を考えるとき、その大きさや個数以外に、筋腫が発生している場所はとても重要である。そして子宮筋腫はその発生部位によって、漿膜下筋腫、筋層内筋腫、粘膜下筋腫に分けられる。この分類のよいところは、それぞれで症状が異なり、ある程度治療の方針がそれぞれで立ちやすいことである。
粘膜下筋腫は、子宮の中(内腔:生理で出血するところ)が突出している(とびでている)子宮筋腫である。一般的には粘膜下筋腫の症状は、過多月経(生理の量が多いこと)、不正出血、あるいは不妊症などである。生理の量でいえば、さらにその突出する程度によって、症状の強さや期間などが異なるが、それが最終的には悪化してしまったり、ホルモン治療がうまくいかなくなることも多い。
そのため、例えば1-2cmぐらいの大きさの粘膜下筋腫でも手術の適応となることもある。もちろん安易な手術は好ましくないが、手術で子宮筋腫を取り除かないと出血をコントロールできないことも多く、手術はこのように子宮筋腫が小さなときから行うこと多い。
患者さんにとって手術は大変だけれど、こういった場合、子宮鏡で手術できることが多い。子宮鏡で子宮筋腫を摘出することができれば、回復も早いし、痛みも少ない。また将来妊娠したときに帝王切開の適応になることも少ない。
出血の原因になる粘膜下筋腫ができてしまったときはとても不安であるとは思うが、手術によってその後の生活がよくなったり、妊娠への希望が格段にあがるので、心配しすぎないで治療にあたってもらえたらと思う。
