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多発性子宮筋腫:子宮が全体に大きくなったとき

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 2025年12月9日
  • 読了時間: 2分

 子宮筋腫は多発性といってたくさん発生することが多い。これは良性腫瘍でありながら比較的珍しい発生の仕方である。子宮筋腫は子宮頚部から子宮体部どこにでも発生してしまう。


 多発性の子宮筋腫でキャノンボールタイプ(砲弾)という発生の仕方がある。これは子宮筋腫が子宮筋層内に前後左右全てに多発して発生してしまうタイプである。骨盤内に子宮が収まっている場合はそれ程手術は難しくないが、臍上を超えてしまうぐらいになると難易度は上がってくる。


 大きな子宮筋腫(たとえば15cm以上)が1個だけあって子宮全体も大きくなっている場合は、途中で子宮筋腫を子宮本体と分離するとその後、手術がすすみやすいことが多い。


 しかしキャノンボールタイプの多発性子宮筋腫は途中で子宮筋腫を一個一個分離することができない。ときに子宮筋腫の数が30個を超えることもあるからである。出血量も増えやすい。また子宮の可動性(動きやすいか)も筋腫を数個分離しただけでは改善しない。このタイプの子宮で臍上をこえるような大きさの場合の子宮全摘は最も難易度が高い状況の一つであると考えている。


 そのためこのような子宮筋腫の発生をしている患者さんにはあまり子宮が大きくなりすぎない間に一度は手術を検討することは伝えている。

 
 

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