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20~30歳代の多発性子宮筋腫:将来の妊娠と、これからの付き合い方

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 10 時間前
  • 読了時間: 2分

20〜30歳代で分娩歴がなく、すでに子宮筋腫が4〜5個以上発生している患者さんがいる。まだ妊娠を希望していないことも多い年代である。


多発性子宮筋腫は、手術(子宮筋腫核出術)をしても、将来いざ妊娠を希望するときに再発してしまっていることもある。そのため、筋腫が大きくなったり数が増えたりしないか、心配を抱えながら経過観察を続けている方も多い。


手術をするのに最もよいタイミングは、基本的には妊娠を希望したときである。しかし、粘膜下筋腫ができて生理の量が増えてしまったり、結果として貧血になってしまったり、あるいは筋腫自体が大きくなりすぎて、今すぐ手術をせざるを得ない場合もある。


多発性の子宮筋腫がある場合、とくに粘膜下筋腫があると、明らかに妊娠の妨げになる。また、粘膜下筋腫がなくても筋腫の数が多かったり、その中に4〜5cm以上の大きさのものが含まれていたりすると、妊娠率の低下につながることが知られている。


残念ながら、子宮筋腫の発生や成長を根治的に止めることは、現在の医療では難しい。もし多発性の子宮筋腫があり、将来的に妊娠の希望があるのなら、できる限り早く妊娠への取り組みを始めるのが理想的ではある。


もちろん、誰もがすぐに妊娠への準備に取りかかれる状況にあるわけではないと思う。それでも、こういった現実をあらかじめ知っておいたり、頭の片隅に意識して生活してもらえたらと思っている。


でも多発性子宮筋腫があるからといって、恋愛や結婚、妊娠について悲観的になる必要はあまりない。実際、多発性子宮筋腫を抱えながらも、無事に妊娠・分娩を迎えている患者さんはたくさんいる。


だからこそ、そのときどきの状態を正確に把握し、手術の必要性やタイミング、そして将来起こり得る可能性などを患者さんと共有しておくことが大切であると考えている。患者さんが下を向かずに生活していけるように、これからもサポートしていきたい。



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