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MRIは子宮筋腫の手術に役立つ

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 5 日前
  • 読了時間: 2分

子宮筋腫の手術の際には、日本では多分ほとんどの患者さんがMRIの検査を受けているはずである。MRIを行う理由は2つある。1つは悪性疾患である子宮肉腫との鑑別、もう一つが手術の具体的な戦略を考える際の指針になることである。


子宮肉腫は非常に稀な悪性腫瘍である。良性腫瘍である筋腫と区別がつきにくく、最終的には子宮筋腫や子宮摘出して最終的に診断されることもある。手術前のMRIで肉腫の疑いがある場合、腹腔鏡手術自体が望ましくなかったり、また手術の際には腫瘍をできるだけ散らさないようにする必要がある。そのためMRIは子宮筋腫の手術の際にはほとんど場合行っている。


MRIのもう一つの役割は手術の具体的な戦略を立てるためとても役にたつ。特に腹腔鏡手術においては、開腹手術のように手で直接子宮に触れて確認することができない。モニター越しという限られた情報の中で手術を進めるときに、MRIによる立体的な画像は、いわば設計図となる。子宮筋腫の数や大きさの把握はもちろんのこと、子宮のどこから発生しているかを想像できる。


また、MRIは子宮筋腫の質的な診断にもなる。筋腫には変性を起こしてもろくなっているものがある。これらを事前に把握しておくことで、子宮筋腫の核出のしやすさや、出血のリスクを予測できることが多い。


MRIをもとに、自分の頭の中で子宮筋腫や子宮本体をできるだけ立体化して手術に臨む。もしかしてAIによる画像解析によってそのような技術もあるかもしれないけど、自分で考え、手術の戦略をたてることは大切であると思う。


ところで私も最近、初めてMRIの検査を受けた。自分としてはあの狭さと音はかなり苦手であることが判明した。患者さんにとって必要な検査ではあるけど、本当頑張ってくれていることにとても感謝した。

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