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ミレーナが苦手な子宮の状態

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 2025年12月13日
  • 読了時間: 2分

 ミレーナは、子宮内に挿入して使用するホルモン放出型の子宮内避妊具(IUS)である。


 避妊目的だけでなく、生理痛や過多月経の改善にも高い効果が認められており、とてもよい治療であると思う。子宮内に少量の黄体ホルモンを持続的に放出することで、子宮内膜を薄く保ち、生理の量を減らすとともに痛みを和らげる働きがある。 一度挿入すると、基本的には5年間挿入し続ける。5年間挿入し、さらには再挿入を希望される患者さんもいる。


 しかし、すべての患者さんに同じように効果を発揮するわけではなく、こんなに有効なミレーナでも苦手な子宮の状態がある。これは子宮内腔がひろがってしまっているときである。その一つに粘膜下筋腫がある場合である。粘膜下筋腫があると子宮内腔が不整となり、ミレーナが安定して留置されにくくなる。また子宮腺筋症により子宮が大きくなっている状態では、薬剤の効果が十分に広がらず、期待した改善が得られにくいことがある。これらの場合、不正性器出血が続いたり、生理の量に変化がなかったりして患者さんのQOLを損ねてしまう。さらに、生理の量がとても多い患者さんは、子宮内圧が高まり、ミレーナが自然に脱出してしまうこともある。

 

 一方で、特別な病気はなく、子宮の大きさが通常からやや大きめ程度の方には、ミレーナは非常に良い適応である。ミレーナの良さをできるだけいかすことができるように、慎重に適応を検討したい。


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