子宮内膜症へのディナゲスト(ジエノゲスト)投与中の自然閉経
- Yuki Miyabe
- 4月28日
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子宮内膜症の患者さんはチョコレートのう腫の有無にかかわらず、何らかのホルモン治療を受けていることが多い。
長期的に使用できるホルモン治療の多くが、低容量ピルあるいはディナゲスト(ジエノゲスト)を内服していることが多い。とくに40歳代前半に血栓症のリスクを避けるため、ディナゲスト(ジエノゲスト)を用いることが多い。ディナゲスト(ジエノゲスト)は血栓症リスクがないため、年齢や喫煙の有無にかかわらず安心して投与することができる。
ディナゲスト(ジエノゲスト)は不正出血が多いのが難点であるが、何年も内服していると出血がほとんどおこならなくなることも多い。
しかし子宮内膜症の患者さん、特にチョコレートのう腫があったり、過去にチョコレートのう腫手術をうけたことにある患者さんは卵巣が弱りやすく、閉経が早まることがある。つまり、長年ディナゲスト(ジエノゲスト)を内服していて、さらに出血がなくなっている40歳代以上の患者さんの中には、知らない間に自然閉経していることがある。そんなときは早い閉経によるデメリットが生じることになる。
ディナゲスト(ジエノゲスト)を内服していると、思いがけず早まった閉経を気付かないことがある。そのため、不正出血が時々あるかどうか、あるいは更年期症状がないか患者さんに尋ねたり、そしてときには採血をして女性ホルモン値を測定することにしている。
