top of page
検索

手術のトレーニング

  • 執筆者の写真: Yuki Miyabe
    Yuki Miyabe
  • 6月7日
  • 読了時間: 1分

 朝、病院に到着すると毎日短時間ではあるが腹腔鏡手術のトレーニングをする。

腹腔鏡手術を始めた最初の頃は一日に何時間も練習していた。

ree

 

段ボール箱に穴を開けドライボックスをつくり、市販のテレビにビデオカメラを接続していろいろな練習をしてきた。でもこれだけで安全な手術ができるようになるわけではない。しかし野球の素振り、ギターの運指の練習、あるいは数学の計算練習などと共通する大切な基礎である。


 朝のトレーニングをしないと何か居心地が悪いし、手術に難航したときに後悔するかもしれない。最近は腹腔鏡の鉗子操作を向上させるというよりも腹腔鏡手術の鉗子操作の限界を意識、確認する目的で行っている。


 手術を続ける限りはこのトレーニングを続けるつもりである。

 

 
 

最新記事

すべて表示
原点としての子宮筋腫核出術

子宮筋腫核出術、特に腹腔鏡下子宮筋腫核出術(TLM:Total Laparoscopic Myomectomy)は自分が腹腔鏡下手術を始めたときに最も魅せられた術式である。子宮筋腫核出術は子宮筋層に切開を入れ、筋腫を核出(取り出す)し、筋層を縫い合わせる。最後に核出した子宮...

 
 
手術室としての手術への安全性

婦人科腹腔鏡手術は、執刀医一人で手術が達成できることは少ない。そのため手術室スタッフの手術への理解や経験は重要である。新都市病院は小規模な病院であるために手術室スタッフの人数も少ない。人数が少ないので、手術が忙しくなるとそのメンバー配置は大変であると思う。一方、人数が少ない...

 
 

© 2025. All rights reserved by miyabe yuki. 

bottom of page