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皮様のう腫の手術後、反対側の卵巣にも再発するのか?

執筆者の写真: Yuki Miyabe
Yuki Miyabe
1 時間前
読了時間: 2分

皮様のう腫は良性の卵巣腫瘍のなかでは頻度が多い腫瘍である。特に10代から20代の患者さんに多く、卵巣の茎捻転などのリスクがあり、その年代で手術をすることが多い。


手術の方法としては、年齢が若い患者さんも多く、将来妊娠を希望されることがほとんどなので卵巣腫瘍核出術(卵巣を残す)をすることになる。そのため手術後の卵巣腫瘍の再発があり得ることは必ずお伝えしている。


再発がおきるのは2通りあって、1つは手術した方に再発する場合、もう1つがもう片方の卵巣に再発する場合がある。


意外と多いのが、最初の手術のときは片方だけだったのに、何年かしてからもう片方の卵巣にできることがある。文献的には、初回手術後にもう片方の卵巣に再発する頻度は、報告によって2〜23%程度と幅がある。これは研究ごとに追跡期間や検査頻度(超音波検査をどのくらいの間隔で行ったか)が異なるためで、特に長期間・高頻度で経過観察を行った研究ほど再発が多く見つかる傾向がある。自分の外来でも年1回程度の超音波検査でフォローしていることを踏まえると、おおよそ7〜23%程度の範囲を念頭に置いている。これまでの自分の経験でも同じような印象があり、決して低くはない再発率であると考えている。その場合、20代で両方の卵巣を手術しないといけないことも多く、卵巣機能(卵子、女性ホルモン)にも影響が及ぶ可能性がある。


皮様のう腫などの卵巣腫瘍核出術後は1年後ぐらいまで自分で経過をみさせてもらっている。1年後に再発の兆候がない場合でも、できれば何らかのかたちでその後も1年に1度ぐらいは超音波検査を受けることをおすすめしている。













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